これまでの開催趣意

彩の国きずなウォーク2017開催趣意書

彩の国100km実行委員会 会長 増田 博明

 

私たちは、『彩の国きずなウォーク』と名称変更し二年目を迎えます。これまで継続してこの事業の主旨に賛同していただける多くの地域(まち)の皆さまに厚く御礼申し上げます。また、本事業に対しまして深いご理解とご支援・ご協力を賜りました多くの地域団体、関係諸団体、協賛企業の皆様、感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。
「彩の国きずなウォーク」は、小学生を対象とした『生きる力』の醸成を主な目的とした体験学習型の青少年健全育成事業であると同時に、関わった全ての方々に気づきの機会を提供し、豊かな心を育む事業であります。今年も『自分たちの地域(まち)は自分たちでつくろう、自分たちの地域(まち)の子どもは自分たちの手で育てよう』という強い気持ちのもと開催してまいります。そして、『つなげよう わたしたちの想い 彩100の絆』をビジョンに掲げ、本事業を通して改めて「絆」の大切さを体感して「現在(いま)」に感謝できる人になってもらいたいと考えています。
この事業は、小学生の参加者が地域(まち)の皆さんのサポートを受けながら、100kmの道のりを5日間かけて歩きぬく事業です。「もうこれ以上一歩も歩けない」と思ったとき、励ましてくれる人たちへの感謝の気持ち、そして何よりも「それでも歩こう、前へ進もう」とする本人の強い意志。こうした経験を5日間の中で何度も繰り返すことによって、子どもたちは助け合うことの大切さを学び、『生きる力』を養うことができると考えます。そして、これからの人生においていかなる苦境や困難に遭遇したときにも、くじけず勇気をもって立ち向かうことの出来る強くたくましい子どもとして成長してもらいたいと考えます。
また、学生スタッフには、事業の準備、人間力の向上をテーマとした事前研修を充分に重ねた上で子どもたちをサポートしていただきます。この経験を通して人のために尽くすことの出来る豊かな心、人と人との絆の大切さを備えた魅力ある大人に成長してもらいたいと考えます。
本事業を支援する会「親心隊」も4年目となり、事業を行う上で重要な役割を担っていただいています。また一歩、地域密着型の事業へ進化してきました。
子どもたち、学生スタッフなど、関わった皆さんが勇気をもって更なる一歩を踏み出せる人となり、『私たちの地域(まち)』への意識を高めていただけることを願い、「彩の国きずなウォーク2017(ニーマルイチナナ)」を開催いたします。