彩の国きずなウォーク2020 開催趣意書
彩の国100km実行委員会
会 長 内田 範浩
「彩の国きずなウォーク」は今年で通算15回目を迎えることとなりました。本事業に対しまして深いご理解とご支援・ご協力を賜りました多くの地域自治体、関係諸団体、協賛企業の皆様には、心より御礼申し上げます。
「彩の国きずなウォーク」は、真夏に4泊5日で100km歩くという日常ではできないさまざまな体験を積むことにより、子どもたちが自分で課題を見つけ、自ら学び、思いやる心や感謝する心など豊かな心を育む事業です。『つなげよう わたしたちの想い 彩100の絆』のビジョンのもと、事業に関わった全ての方々が改めて絆の大切さを体感し、体感したことをつなげていくことで豊かな心があふれる地域になることを願っています。
子どもたちは初めて出会う仲間やスタッフとともに、5日間かけて自然や人々とふれあい、コミュニケーションの大切さを体験してもらうことで、「思いやりの心」「感謝する心」を育むことができると考えます。そして、子どもたちには「やればできる」という自信、達成感をもってもらい、将来どんな困難にも立ち向かえる人になってもらいたいと願っています。
参加者の保護者の方々も事業前に親子で一緒に歩く練習や、5日間会えなかった子どもがたくましくゴールする姿を見て、より子どもを思う心が深まり、親子の絆を今まで以上に深めていただければと思います。
また、学生スタッフには、事前研修を充分に重ねた上で子どもたちを咤激励しながらサポートしていただきます。この研修や本番での経験を通して、自ら行動を率先する自主性や、人のために尽くすことのできる豊かな心を備えた魅力ある大人に成長してもらいたいと考えます。
『地域の子どもは地域で育てよう』の活動目的のもと、最近では小学生の時に参加してくれた子どもたちが、学生スタッフとして戻ってきてくれることが多くなりました。参加者の保護者の方々が本事業を支援する会「親心隊」も結成7年目となり、少しずつですが地域の方々も増え、裾野が広がってきています。このような事業をきっかけに子どもとの関わり方や教育について改めて深く考え、これからの家庭での絆、地域での絆に生かしていただければと考えます。
近年の暑さ、台風等の自然災害に対しても安全第一の対応をとりながら、子どもたちが100km完歩できるようにスタッフ一丸で最善策を考え、事業に関わっていただいた全ての皆様がオリンピアンに負けない感動を与えられるゴールになることを願い、「彩の国きずなウォーク2020(ニーマルニーマル)」を開催いたします。